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日産のリーフが新しくなった。 走行可能距離でテスラを超えているとかいないとか。 電気自動車=EV の性能でずっと注目されている満充電での走行距離だけれど、本当に問題になるのは充電時の電源じゃないだろうか。 一般家庭で使える容量としては、30A 契約をしていても、宅内配線をそのまま使うと、15Aしか流せない。ドライヤー1台分くらいかな。で、一晩充電すると、このドライヤーを八時間あまりぶん回し続けるのと同じ電気を消費する。さらに高速充電しようとすると電流を上げることになるけれど、通常生活に使用する電力は必要なので、まぁ流せて20〜25A程度。 で、EVが普及すると、各家庭が夜になると一斉に25A程度を消費し始める。集合住宅だったりすると、自動車への給電用にキュービクルが必要になるレベルじゃないかな。この電力を一般送電線で賄うことは無理なんじゃないだろうか。 航続距離だけを注視して EV をもてはやしているけれど、実際には給電できるかどうかを考えなければ、充電できない車両が出てくるような気がする。なんかエコだとかいろいろ言うけれど、発電して送電して充電して放電して走る、というプロセスを見ると、ロスのほうが多いように感じるが・・・ 精製した燃料を移送して備蓄して分配して走る、というのとどっちがいいのかな。 EV を携帯電話でも充電するかのように扱っているけれど、都心部では間違いなく電気が足りないはず。
by cosworth-dfv
| 2017-09-07 23:04
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